2013年5月16日木曜日

上尾マン

おお。
さいたまではゲリラ雨が降っています。

先程、間一髪で帰宅しました。

バイクにカバーをかける間もなく、大粒の雨が。

体を濡らさぬようにするので精一杯でした。セーフ。

ところで、国分寺市→さいたま市間を原付で通勤する日々なのですが、

この距離を走ると、1時間10分位掛かります。

一人で、これといった広告も見ることなく、風と気温と想いに耽る1時間10分は、結構楽しいのです。

ところが、今日はちょっとドラマティックな出来事がありました。

小平市を走っているとき、一台の原付と、ルートが同じになりました。

わたしはあまり飛ばさないので、大体原付さんはブーンと、先に行かれて、どこかで見えなくなります。

ところが、どこまで行っても、どうも方向が同じようです。乗っているのは、背中の広い、ポッチャリ系の男性。現場帰りのようで、長袖Tシャツ一枚に、ニッカポッカです。なぜか、メットのシールドは上げっぱなし。強風は顔面で受ける主義のようです。

途中の信号待ちで再び落ち合ったときに、ナンバープレートを見てみると、なんと『上尾』。
私の向かうさいたま市よりさらに遠方です。
原付長距離ドライブをする人がここにも・・・!!!
無性に嬉しくなった私は、この無言のツーリング(妄想)を楽しむことにしました。

すり抜けは私が先、飛ばし始めると彼が先です。(※彼氏ではない)

さいたま市に突入して、道路が広くなると、姿が見えないほどに飛ばして消えてしまいました。

その頃には、私の中で、彼の名前は『上尾マン』になっていて、「上尾マン、さようなら」と内心つぶやいていました。

荒川を渡り、メインストリートから、混みがちな横道、地元ルートへ入っていきました。すり抜けすり抜け、走っていると・・・・

あ!上尾マン!!!

上尾マン、だいぶローカルな道まで一緒の模様です。

ここまで、小平からおよそ1時間、共に走り続けています。

バイパスで分かれるかと思いきや、さらにローカルな道も同じ方向に走ってゆく、上尾マン。

「近くまで送ってやるよ」

そう言われているかのようです。(※もちろん妄想です)

ほんとに近所の細い道に入るとき、いよいよ別れの時がきました。

彼には聞こえないであろう小声で、メットの中で、思わず声に出しました。

「さようなら、上尾マン・・・!」

妄想ツーリングに萌えたあと、私には間一髪のゲリラ雨でしたが、長T一枚だった上尾マンが心配です・・・・。