2012年9月7日金曜日

いわきへ行ってきました!2

さて、梅香保育園へ!

久しぶりにお会いする先生方の顔を見ると、嬉しくなってきます。

今回は、園長先生ともお会いする事が出来ました!

子供達はずいぶんしっかりしていて、来月の運動会へ向けて、年長さんはマーチングバンドの自主練習中!自主ですよ、自主!
『次、”さんぽ”だよ〜!』
『え?そうだっけ?』
『先生に聞いてくる!』
『”さんぽ”だって〜!』
『ほらね!さんぽやるよ〜』
と、曲目の順番を話し合う5歳児。すごい!自分達でどんどん進行中!

 そんな中、セッティングを始めます。
さて、10時。
前回と同じく、大量な園児が集結。110名くらい。
うーん、やはりこの人数って新鮮。

そして、2冊の絵本。
1冊目、『アンジュール』。
言葉のない絵本。犬の物語。
おねえさんは読んでくれない、でも、音が導いてくれる。その感覚にハマって行く前の方の子供達。
人数多すぎて、後ろの方の子達はだれます。
いいんです。大人になったとき、あれってなんて絵本だったかな〜?と、そのうちの一人二人が思い出してくれれば。
だから、私達は、分からなくてもいいけど、きっと分かるよね、と、子供を信じてお届けします。
親でも、保育士でもない、大人からの贈り物。
 2冊目、『こんとあき』。
これは、大体半分くらいの子供が知ってる。
お話しも分かり安いので、さっきより集中。

そして、レクリエーションタイム。
梅香保育園の子供達は、元気!活動的!
私達の差し出した遊びにインスピレーションを感じて、どんどん自分の好きなものへ集中して行く子も。
いいんじゃない?それで!
そんな子は、自由に遊んでてもらいつつ。みんなで身体を動かして、おわり!

直樹さんのギター、やっぱり気になるみたいで、おそらくここから先はダメ、というギリギリのラインまで、競りよって、ギターに食い入る子供も、相変わらず壁のように直樹さんの前に立ち並びました。
足に鈴をつけて、リズムを取りながらギターを弾いた時は、そーっと直樹さんの周りをグルグル歩いて、観察に夢中だったり。

好奇心旺盛な子供達に、エネルギーをもらいました。

なんとなくですが、どこの保育園へ行っても、『励ます』ことよりも、『こうして、縁がつながっている』という状態を楽しむ事が大切なような気がしました。

みなさん、元気ですから。

で、再会って、嬉しいから。

そこが大切なのかもしれません。
また会える、嬉しさ。

応援されるよりも、淡々と、また会えた事の方が、人は嬉しいんですね。

次は何したら、また嬉しい、と思ってもらえるかな。
東北へ行く形もいろいろ考えて行きたいと思いました。

皆様の御陰様です。

本当に、ご支援ありがとうございました!

いわきへ行ってきました!

御陰様で、東北被災地激励行脚第3弾、無事に終了しました。
今回は、福島県いわき市の梅香(うめが)保育園へ。

再び来るとは思われていなかったようで、とても先生方が喜んで下さいました。
光栄です。

いわきと言えば、みなさん、スパリゾートハワイアンズはご存知ですか?
映画『フラガール』でも話題になった、フラダンスショーが観れる、プールです!

震災以降、復帰しても、お客さんはそうそう増えなくなったようで、震災後のドキュメンタリー番組で、フラガール達の特集を見てから、いわきに行く時は絶対行ってこよう!と思っていました。
ステージに立つ人を、私が応援しないで誰が応援するんだぁあ!!!とまあ、私の中だけで、熱くなってのです。

と言うわけで、(勿論、実費で!!!)ハワイアンズへ、前乗り!
到着すると、早速、ダンスショーが始まっていました!
 わ〜!本当にココナッツのブラなんですねぇ!!そして、いわきのフラダンサーは色白!
なんとも妖艶でした♪

久々のプール、張り切って浮き輪に乗り、浮かんでいました。。。
ああ、身を委ねるって気持ちいい。。。

はてさて、そうして、二日目、いわき駅周辺のホテルへ移動しました。

その前に、時間に余裕があったので、駅の周辺をぶらりとし、更に車で、海沿いの被災地を見てきました。
いわきから近い、小名浜の海岸です。

小さな町のようでした。漁村だったようです。
 誰もいない海。綺麗なのに、足を浸す事すら、叶いません。





再びいわき駅周辺へ戻り、ホテルへチェックイン。
翌日の朝から保育園で絵本を読むため、入念にリハーサル。
夜は、梅香保育園を紹介して下さった、保育士の先生と3人で飲みに行きました。

育児真っ最中、私と同世代の彼女の口から聞く情報は、どれも、現実的。
マスコミでは流れてこない、本当の現状、情報、いろいろ教えてくれました。
いわきから離れられない心のうちも・・・・。

今、いわき駅周辺の施設で検出される線量は0.15くらいです。
でも、梅香保育園は、0.08と、関東と同じくらい。だいぶ下がってきています。
国分寺のうちの近所の保育園で、0.07くらいです。
保育園が低いというのは、親ごさんも安心ですよね。

先生によるそうですが、一緒に飲みに行った先生は、子供を見送る時は、必ず、マスクをかけてあげてるそうです。
東京では、どうなんでしょうね?0.15ある地域もありますよね?
あと、ある小学校では、マスクで熱中症になる子供も居るので、校内では、マスクを外させることに決まったそうです。親ごさんの意思でマスクを着用させる場合は、子供に直接指導して下さい、というお手紙が来たのだそうです。
冷房もないし、子供達が自由に窓を開閉する小学校。
外と、中の線量はさして変わらないようです。

今の子供の現状、10年後の子供の将来、上手く両立してサポートしてあげたいですが、判断の非常に難しい問題もあると思います。

ナーバスになって疲れている、という事はないようで、人の順応ってすごいことに、線量を気をつけて生活する事が普通の生活となっているようでした。

野菜も、どこの地域のものを買うか、私達よりも敏感です。
東京の方がごまかされて、線量のある野菜も出回ってそうな気がして、ぞっとしました。

そんな訳で、楽しいひとときも幕を閉じ、いよいよ翌日は、保育園です!

つづく。