2011年2月21日月曜日

月船ピエタ無事終了致しました。

本日は月船ピエタにご来場くださった皆様、誠にありがとうございました。

小説に出てくる、国立、一橋大学のすぐそばの『月船』。
ピエタは『月のしずく』という、どの物語にも月の出てくる短編集の一遍なので、これほどの条件の中で出来たことは、ものすごい喜びでした。

喜び勇んで芝居が力まないように、普段とはちがった心構えで臨みました。

こんなことを言うのは何ですが、


途中、ピエタ像の描写のシーンを朗読していた時、明るい光が降りて来たような気がしていました。わたしは、ピエタのマリア様の光が降りてくれたような気がして、そこから、さらに気持ちよく押し出されるように物語が進んでいきました。

終わってみると、月船の奥さんも、マリア様が途中で降りて来たね、とおっしゃって下さって、やはりそういう感じだったんだなあ、と思いました。


あいちゃんを通して光が降りて、皆さんに広がっていった。あいちゃんは光の通り道になれたんだね、成功したね、と、おっしゃって下さって、更に、

この朗読会は、『祈り』なんだよ。あいちゃんは朗読という形で『祈って』る。
人が許し合える心になれるように『祈り』、それが皆さんの心に広がっていってるんだよね。


と話して下さいました。


嬉しい表現だなあ、と思いました。

そうそう!祈ってます。そういう感じです、そういう表現の仕方があったんだな!
と思いました。
それは歌手の方の歌声が天まで届いてるような、ダンサーの踊りに、もはや祈りを感じるような、そういう表現と並べて頂けたのだと、とてもとても光栄な気持ちになりました。

改めて、新しいピエタが始まった気がします。

今日一緒に心をふるわせてくれた皆様、そして、来れなかったけど、想いを馳せて下さった皆様、本当にありがとうございました。